いま必要なのは、将来の方向を決める転轍機(ポイントマン)!

組合リーダーの知恵と生き方の根底にある
民主的共同社会システムの考え方とは何か?

私たちの考え方・思想
  その歴史をたずね、あたらしきを知る
鈴木匡著

 本体476円+税  B5判96ページ



 組合活動や社会活動のリーダーにとって必要な基本的な「考え方・思想」とはどういうものか?
 日本における、自由にして民主的な労働組合運動の歴史は、大正元(1912)年8月1日にスタートしています。それから1世紀近く、多くの先輩がその運動を築き、支え、受け継いできました。しかもこの流れは日本だけではなく、イギリスやドイツをはじめ、世界の多くの国で主流になっている運動です。
 その運動の基本になっているのが「Democratic Socialism」という考え方です。これは世界中の組合活動・社会運動の中で、最も有効な社会思想として定着してきました。
 その考え方を21世紀に合った新しい解釈をして「民主的共同社会システム」を提唱します。単に名称を変えるだけではなく、諸先輩の考え方を再構築して、その現代化に挑戦し、その一端を記したのが本書です。多くの方にお読みいただき、皆さんと共に、実践のなかで内容を深化させていきたいと考えます。

 本書の基本的な視点は次の3点です。
@できるだけわかりやすく表現することを心がける。
A学術的な内容より、新しい時代に対応した実践的に役立つものにする。
B一項目ごとの内容は大雑把でも、体系的な内容にする。

 また、内容面での視点としては、次の3点を考えました。
@哲学的な基礎から経済、政治、労働運動の実践までの幅広い入門書にする。
A「理念は歴史から創られ、歴史は人間によって創られる」という視点から、西欧や日本の社会運動の歴史について中心的な役割を果たした人物を通して考える。
B「Democratic Socialism」の現代化をめざす。



〈目  次〉
1 「思想・理念」はなぜ必要なのか
2 民主社会主義から民主的共同社会システムへ
3 民主的共同社会システムが目指すもの、克服するもの
4 近代から現代へ、パラダイムの転換についての考え方
5 民主的共同社会システムの理論体系
 @ 哲学的な基礎である批判的合理主義の考え方
 A自由と民主主義、社会正義についての考え方
 Bシステム理論とは何か
 C社会システム理論とは何か
 D弁証法とシステム理論
 E歴史についての考え方――歴史法則主義からの脱却
 F政治理論――政治的民主主義の基本
 G経済理論――経済的民主主義の基本
 Hその目指すビジョンとは
 I労働組合運動や社会運動との関係
 J民主的労働運動、労働組合主義の考え方
 K労働組合が政治活動を進める理由
6 民主的共同社会システムの哲学的基礎のまとめ
7 民主的共同社会システムの理論形成の歴史
 @イギリスのフェビアン主義の歴史と協同組合活動
 Aベルンシュタインの理論
 Bスエーデンの機能的社会主義の考え方
8 日本における社会運動の歴史の特徴
9 日本における民主的共同社会システムの歴史
10 労働運動の歴史
 @イギリス労働組合会議(TUC)の歴史
 Aアメリカ労働総同盟(AFL)の歴史
 B日本の労働運動の歴史
11 これからの労働運動の課題
12 日本文化と特徴と課題
13 青年への期待










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